日本の教育はおかしい、と言っても変わらない世界
私は一応現役高校生の、18歳です。
日本の教育制度について私なりの考えを書きたいと思います。
あくまで個人の考えなので鵜呑みにせず、また意見があれば聞き入れたいと思います。
まず単刀直入に、日本の教育っておかしいと思いませんか?
私はそう思うんです。
なぜかというと、日本の勉強って、受験のためにあるようなものにしか見えないんです。
※ここでいう勉強とは、義務教育でもなく、大学の勉強でもなく、一般的に高校時代の勉強のことを指します。
壮大な話になりますが、なぜ人は勉強するのでしょうか。
法律を理解し、お互いに守っていくために、言語やある程度の知識は必要です。
また、他人に騙されないために賢くなる必要があります。
暇を有意義につぶすことができるのも勉強です。(本当に有意義かどうかは別として)
義務教育は、そういった基礎的な生きていくために必要な知識を身に着けるため、必須だと思います。強制されるべきものです。
大学は、専門分野です。その分野を学びたい人が、意志を持って学ぶので、これは勉強といえます。
しかし高校の勉強はどうでしょう。別に義務教育ではないのでいかなくても問題はありません。私は、高校の勉強に置いて、「なぜ勉強するか」の問いに「受験に受かるため」と言うことや「教養だから」と言うこと、また、興味のない無駄な知識をひたすらに詰め込んだり、強制的に勉強を強いられるのは間違っていると思います。
※ここでいう無駄とは、「今後の人生で絶対に使わないであろうもの」ということです。
勉強は、第一に目的に近づくための手段や方法であるべきではないと思います。
もちろん、そうなってしまう時もあります。
それが今の現状です。
どういうことかというのは最後に書きます。
私が普段「受験のために」している勉強を紹介します。
まず日本史です。過去の過ちを繰り返さないために、過去からものを学ぶことは大切です。自分の国ができたルーツやたどってきた道を知ることも重要です。
これは世界史でも同じことを言えると思います。
ではなぜこれが私にとって「受験のため」の勉強になってしまっているのでしょうか。
それは、私の将来に直接関わることのない(と思っている)分野であり、興味のない分野なのに、強制されているからです。
しかし、大学に行くためには必須の科目なのです。
これも日本の教育のおかしなところだと思うのですが、日本は、高校生の段階で「理系」「文系」を選び、選択科目の中から決まった科目数を取らなければなりません。
国公立大学を受ける人、私立大学を受ける人で科目数などはかわりますが、私の場合、私立志望なので
・国語
・英語
・日本史B
の3教科を選択することになりました。
そして、日本史を学んでいるときにふと思ったんです。
、、いつ使うねんこの知識、、!!
歴史学者や学校の社会の先生にでもならない限り使うことのないであろうものばかり覚えなくてはなりません。
もう一度言っておきますが、「受験を通り抜けるときに使う」というのは勉強の本意ではないと思います。
ここでもう一つ重要なのは、私は、日本史のすべての勉強を否定しているのではありません。
役に立つこともたくさんあります。
でも、そうじゃないものも確実にたくさんあるということを言いたいのです。
なにも、日本史に限ったことではありませんが、私が勉強している中では、「日本史」が特に無意味なものに感じられてくるわけです。
興味がないから、という理由だけで片付けられるのでしょうか。
追記1)つまり私は、受験体制に納得がいってないので、それによる学歴社会にも納得いかないんです。
別に、きちんと能力が測れる受験体制であるなら学歴社会は悪くないし、信用できます。
何が言いたいかというと、もっと受験科目とか教科勉強について見直した方がいいと思うってことです。
受験を突破するためだけの勉強というのは実用性に欠けるし、もっと将来性のあるいい授業、科目があるはずです。
追記2)自分たちの過去を否定するような形になりますし、自分にはもう関係のないことなので教育課程を終えた大人たちはこの教育制度を変えようとはしません。
また、企業にとってはただ言われたことを淡々とこなす人材が都合がいいのです。今の学歴社会は、忍耐力や真面目さは測れるので労働者を取るには効率がいい選び方なのです。
最後に、先ほど述べた「今の現状」について話します。
今の現状というのは、変わらないのです。
つまり、こうして高校生の私一人がブログに意見を書いても、採用されることはあるはずがないのです。
今すぐに教育が見直されることはないので、私がひとりで「勉強は自ら好んでするものだ!受験のためにあるものじゃないし、興味のない分野の勉強を強制されるのは変だ!」といっても、「じゃあ高校やめて大学もいかなければいいじゃん」って話になってしまうわけです。
それが困るのです。
長くなってしまいましたが、今回はこれで終わりにしたいと思います。
いつか、フィンランドの教育制度などについても話そうと思います。