急性一過性精神病性障害かもといわれた話
急性一過性精神病性障害って聞いたことありますか?
症状は統合失調症とほぼ同じですが、統合失調症との違いは何かというと、名前からもわかるように「急性」に発症し、短期間で回復し、再発は基本的にないということです。
私は急性期の症状がひどかった割に薬物治療ですぐに治まったので、主治医から「一過性精神疾患(急性一過性精神病性障害)かもしれない」と言われました。
もしほんとに統合失調症ではなく一過性精神疾患だったら再発リスクは格段に下がるのでうれしいことですが、本当のところはわかりません。
どういうことかというと、主治医がいうには、一過性かどうかは結果論らしいです。
私が再発したら「あー統合失調症だったね」となるだけで、再発しないことは再発するまで確認できないからです。
なんか消極的事実の証明みたいですね。
つまり、ないことを証明することはできないんです。
ドラえもんのいる世界ではないので、もし私が統合失調症でなく、一過性精神疾患なだけだったとしてもわかりようがないわけです。
なので、万が一再発したときのために少しでも症状を軽くするために薬を飲み続けましょう、っていう話になるわけです。
仮に病気じゃないのに薬を飲み続けることによる体へのダメージよりも、薬を飲まないで再発した時に受ける脳のダメージの方が大きいので、薬を飲むことになります。
ではこの薬、いつまで飲めばいいんでしょう。
答えは、「確実に完治したとわかるまで」です。
でも確実に完治したとわかる方法は今のところありません。
つまり、薬は半永久的に飲み続けなくてはならないのです。
’’半’’永久的といったのは、例えば一回目の発症時から8年10年経っても特に何も再発らしきものが起きなかった人は、減薬していって、薬を0にする場合が数年前にはあったからです。
しかし、やはり10年経っていても断薬をすると再燃してしまうケースが多いため、最近では減薬だけになっています。少量の薬も飲み続けなければならないのです。
悲しいですね。
今回の話をまとめると、一過性かどうかは結果論なのでわからない、統合失調症に完治はないと思った方がいい、薬は飲み続けなければならない、ということです。
今回も読んでくださりありがとうございました。